『祈りを継ぐ』に書かなかった事の話(裏設定?)

 PV数のカウントが、一項でも開けば為されるものなのか、それとも最後まで読まないと数えられないのか分からないので自分の作品の話がどれほどの人に伝わるかも想像がつきません。
 
 ともあれ、一人くらいは最後まで読んだ人がいるとして話をすると、先日に『祈りを継ぐ』で重要な場所となった瀧見天神社及び諸岡山まで散歩してきました。21時ごろで照明も無い場所ですから、同伴者が怖がって登れなかったのですが。その出来事がこの文を書く動機です。
 
 作中で姉妹は最後まで瀧見天神社が問題の中心であると見ていました。その原因は、そもそも妹の灯が秘所然としたその場所を言い表すのに瀧見天神社の名を利用していたからです。そのために、作品の完結時点では、姉妹は自身らを襲った超自然的現象の本当の原因を知らないでいます。しかし姉は当事者として自身の受け継いだものに関する知識を手に入れたと考えるのが自然でしょうし、妹もその後の調査で気付いた事があるかもしれません。
 
 この作品は主たる二要素を絡めて書かれました。ひとつは、古来の(犠牲者にとって)理不尽な儀式によって死ぬはずだった妹を、姉が庇って死ぬという内容の、私が見た夢。もうひとつは私が諸岡山に赴いた際、二つの神社の他に旧石器時代から室町時代までの複合遺跡を見つけた(無論、私が発掘と発見をしたのではなく)という出来事。
 
 後者の発見をした時の私は「これを利用しない手は無い!」と思ったでしょう。しかして、作者の設定(悪夢の原因は遺跡にある)とは別の認識(悪夢の原因は瀧見天神社にある)を読者に持たせる事を目論んだ作品が出来上がりました。
 
 今後も、江見灯はその人生を描かれ続けるでしょう。その予定ですので、次なる作品をお楽しみに。沢山の人が面白いと思える作品を書けたらと切実に思います。

関連作品リンク

完結 祈りを継ぐ

灯。私の妹。私は貴女を愛せていたかな。


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